人を知る


現場スタッフが働きやすい環境提供を
仕事内容
私は現在、地区長として9店舗の運営をまとめる業務をしています。私の主な役割は、各店舗の店長から運営上の課題や営業に関する悩みをヒアリングし、それぞれの店舗に適した解決策を考えることです。「くすりのマルト」では、地域に密着したサービスの提供を目指しており、これが当社の強みでもあります。しかし、地域ごとに抱える課題は異なるため、全店舗に一律のルールを押し付けるのではなく、各店舗の問題を丁寧に吸い上げ、その特性に合わせた解決が必要になってきます。
地区長というポジションは、導入されて間もない新しいシステムです。私自身、店長を経験してきましたが、これまでは店舗が抱える問題が本部に届きにくいと感じる部分がありました。特に本部に直接意見を伝えづらい方や、本部が把握しにくい末端のスタッフの悩みも多くあります。

しかし、地区長というポジションであれば、そうした言いづらい方の間に入るクッション役としての役割を果たすことができます。また、スタッフ一人ひとりに声をかけ、話を聞くことで、現場の声をしっかりと汲み取ることができます。コミュニケーションを常に心がけ、相談しやすい関係を築くことが、この役職にとってとても重要ですが、それが一番難しい部分でもあります。最近では、店舗に行くと声をかけてくれるスタッフも増えて、些細なことでも相談してくれるようになってきたので、今までとは違ったやりがいも出てきたと感じますね。
もちろん店舗で薬剤師としての業務もしています。薬剤師としていつでも現場で業務を行えるようにしておきたいですし、店舗をまとめる立場としても、現場の感覚を忘れないようにすることが重要だと考えています。
1 日の流れ
- 9:00
本部出社
地区長としての1日。まずは打ち合わせから始まります。
- 10:00
担当店舗へ出発
- 10:30
調剤 泉店へ訪問
デジタルサイネージ設置後の状況確認や今後の効果確認について店長と打ち合わせします。
- 11:00
調剤 君が塚店へ訪問
ヒヤリハット報告についての確認や店舗状況聞き取りを行います。
- 12:00
調剤 洋向台店へ訪問
店舗設備関係問題点の聞き取りを行います。
- 12:30
昼休憩(1時間)
- 14:00
介護事業所訪問
在宅推進課として訪問。薬剤師の在宅業務説明を行います。
- 15:30
調剤 玉川店へ訪問
施設在宅状況確認、その他店舗内の状況確認を行います。
- 16:30
調剤 岡小名店へ訪問
店舗応援を行います。
- 18:00
業務終了
先輩社員の声
調剤薬局だからできるキャリア形成はどんなところですか?
最初は勉強のために病院での勤務を考える方が多いかもしれません。私自身も、調剤薬局では知識を深めるのが難しいのではないかと考え、当初は病院勤務を選びました。しかし、現在では調剤薬局の仕事の幅が広がっていることを実感しています。
特に「くすりのマルト」では、ドクターとの連携や在宅医療に携わる機会があり、他の職種とのやり取りも多く、想像以上に多岐にわたる業務を経験でき、成長の機会も豊富です。そのため、今では調剤薬局からキャリアをスタートすることも、一つの選択肢として強くお勧めできます。

管理者の立場から伝えられることはありますか?
薬局での勤務を目指すのであれば、まずは店長や管理者になることを目標にしてほしいですね。管理者の立場でないと、薬局全体の運営や管理の全貌は見えてこないものです。従業員をまとめる力や、地域の人々との関係性を築くことも求められますし、他部署との連携も重要になってきます。今の薬局の仕事では多様性が求められており、管理者の立場から見えるものは非常に重要な要素となります。
最初は、ミスのないように薬を提供することを学ぶのはもちろん大切です。その次のステップとして、お客様や地域の方々に視野を広げ、何ができるかを考えることで薬剤師として大きく成長できると思います。

入社を検討されている方へ、メッセージをお願いします。
患者さんと真摯に向き合い、積極的に意見を出していただければ、経験年数に関わらず、会社を動かせる環境が整っているのも、くすりのマルトの魅力の一つです。初心を忘れず、新しい薬剤師像をイメージしながら仕事に取り組めば、常にやりがいを見つけながら働くことができるでしょう。
私たちと一緒に、地域に根ざした調剤薬局を築いていきませんか。
